2014年6月14日土曜日

40年前の名機JBL LE8Tメンテナンス、外装編その2

いよいよ最後に外装の仕上げにかかります。

これまたダイソーの水性ニスです(^^;;
色は元の色に近いウォールナット。
普通は筆塗りなんでしょうが、筆の手入れが面倒なのでまたまたコットンパフで塗ります

ビフォー

一応傷は埋めましたがパテの色味が明るめだったので目立ちます。
これをなるべく目立たない様にします。
とりあえず乾燥するのは早いので一晩で2回位は塗れますね。
左が数回塗った後で右が塗る前。
この程度でも充分なんですが、もう少し重ね塗りして濃い目に仕上げます。

乾く時間を利用して気になっている塩ビ管のバスレフポートを黒く塗ります。

手元にあった黒のラッカーをこれまたコットンパフで塗ります。
なにしろ数十枚入りで100円なんでガンガン使えます。

ラッカーは手につくと厄介なので使い捨てのビニール手袋をしました。

こんな感じで塗っていきます。

もう一本残っていますがニス仕上げの完成です。

これで7〜8回塗りですね。チョコレート色になりました。
どうですか?埋めた傷跡も目立たなくなりいい艶具合です。
完全硬化にはさらに数日を要します。
この後さらに最後の仕上げをします。

2014年6月3日火曜日

と云う事で蘇ったLE8T音出しです。

ランソライ(ゴムエッジ)専用軟化剤で処理した結果とてもしなやかになりました。
ご覧のようにエッジを押してもすぐに元通りになります。
これが本来の柔らかさでしょう。


さてさて、LE8T本来?の音をお楽しみ下さい。
あ、PC内蔵スピーカーでは音の良さは伝わらないので、必ず外部スピーカーかヘッドフォンでお楽しみ下さい。
まあ、それでも撮影したのがiPhoneカメラですし片チャンの音がメインですのでそれなりにしか聞こえないでしょうが、アルニコVマグネット20センチフルレンジ一発でもまあそれはそれは素晴らしい音で鳴っていますよ!

とりあえずビフォーの確認で・・・

んで、アフターです

ボリュームは違います(^^;; が、全体の音域がハッキリスッキリ鳴っているのが分かるかと思います。間違いなく低域が出るようになり、さらに中高域とのバランスも良くなっています。

更に録音の状態が非常に良い曲でお楽しみ下さい。
※著作権の関係でスマホ等では再生(表示)されない場合がありますのでご了承下さい。

低域のキレと伸びが素晴らしいです。

EMILIE-CLAIRE BARLOW、ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET
エミリー・クレア・バローの歌声はもちろんの事、ウッドベースの弦を弾く音までビンビンと聞こえてきます。とにかくどの音域でも量感豊かに鳴っています。

Jacintha、DANY BOY
アカペラから始まるこの曲は、ジャシンタのツヤのある声や息遣いがそのままに再現されています。

Diana Krall、DAVIL MAY CARE
ダイアナ・クロールのポップなピアノと歌声が素晴らしく、ギターの音色も最高です。

Dinah Washington、LOVER COME BACK TO ME
この音源は1954年のスタジオ・ジャム・セッション録音になりますが、臨場感がヒシヒシと感じられ、まるでその場にいるかのような錯覚に陥ります。
後半のホーンに負けないダイナのシャウトが最高です。

いかがでしたでしょう?
最後は外装の仕上げになります。




2014年6月1日日曜日

40年前の名機JBL LE8Tメンテナンス、内部編

さて、ゴムエッジ専用軟化剤が届きましたので早速エッジの軟化処理をしました。


小皿に移して筆で塗ります。



ご覧のような感じです。テカテカ光っているのが分かりますね。
これで乾くのを待ちます。

非常にとろっとしているのでコーン紙に染み込ませないようにします。
欲張ってエッジとコーン紙の境目ギリギリまで塗ると・・・


こんな風にシミが出来ちゃいました(^^;;

さて、軟化剤が乾くのを待っているうちに背面のコード接続端子を取り替えます。


JBL特有の端子で、頭を押すとコードを刺せる穴が出てくるのですが、何せ古い仕様のせいでその穴が小さいんです。なのでバナナプラグ対応金メッキ端子に換えます。


端子のベースと端子そのものはネジ止めで簡単に外れます。
取り替える端子もネジ止めなのでポン付け・・・
と思いきや


微妙に穴径が違うのでドリルで穴を広げました。


どうでしょう、豪華じゃあ〜りませんか(^_^)

ついでに内部配線も手元にあった太いOFCコードに換えました。


ただし、スピーカーの接続端子の穴も小さいのでこの太いコードだとこのくらいしか刺さりません。これでは簡単に抜けてしまいます。


なのでコードの先端にハンダを染み込ませ、ニッパでカミカミして凹みを作り簡単に抜けないようにしました。
ちなみにコードをねじっているのはこの方が音が良くなるとの定説を信じて(^^;;
多分吸音材は加減しなくても良いかと・・・

さて、いよいよスピーカーをセットしての音出しです!
果たしてどんな音で鳴るのか乞うご期待!!