2014年8月12日火曜日

ウォーホル✕Apple=巨大ポスター

いつかは手に入れたいと思っていたポスターをゲットしました。


今は分かりませんが、以前西新宿にあったApple JAPANに行った時受付に飾ってあったアンディー・ウォーホルが企業ものとして制作したポスターです。
その時以来ずぅっと捜していました。
もしホンモノなら数十万で取引されているとかいないとか・・・
もちろんワタシがゲットしたのは複製品ですが、キャンバス地に印刷されたかなり質感の良いものでした。
なのでキチッと額装したいとおもいましたが、なにしろ1メーター四方もある巨大ポスターなので既成品の額では合うものがありません。
辛うじてみつけたものでも額+送料だけで2万近くします。
ポスターの値段とさほど変わりません。
ホンモノならそれぐらいはかまいませんが、まあ複製品なので微妙な感じです(^^;;

ならば自作しようかと思いましたが、まず1m四方の額となる枠がありません。
さらに表のカバーもガラスはもちろんアクリルの板もこれまた特注になりそうな予感。
というのも日本では長方形の板などは3✕6が基本となり、一般的には900✕1800センチが基準となります。
つまり1辺が1m四方のものは基本無いのです。
さてどうしたものかとネットで色々調べてみると、ようやく規格外のアクリル板を扱っているところを見つけました。
問題は額のほうです。
ネットでは手頃なモノが見つかりません。
ならばと地元のトイザらスへ行ってみると、ジグソーパズル用の額がありその中にアルミ製の1m✕33cmのモノがありました。
これは使えると2つ買ってきて・・・


1辺は1mなのでジャストサイズでしたが、横は当然短すぎます。
そこで・・・


 アルミの枠をばらします。


1mの長い枠を4つ組むとピッタリです。
右下のDVDパッケージとひかくするとその巨大さが分かるでしょう(^^;;


裏板は見えないので1m✕50cmに切ったベニヤを2枚貼りあわせました。
ベニヤを使ったので総重量6キロと重くなりましたが(^^;;


そして届いた表用のアクリル板。
これでようやく完成です。


さっそくリビングに飾ってみると巨大すぎて我が家にはイマイチかなぁ〜(^^;;

2014年6月14日土曜日

40年前の名機JBL LE8Tメンテナンス、外装編その2

いよいよ最後に外装の仕上げにかかります。

これまたダイソーの水性ニスです(^^;;
色は元の色に近いウォールナット。
普通は筆塗りなんでしょうが、筆の手入れが面倒なのでまたまたコットンパフで塗ります

ビフォー

一応傷は埋めましたがパテの色味が明るめだったので目立ちます。
これをなるべく目立たない様にします。
とりあえず乾燥するのは早いので一晩で2回位は塗れますね。
左が数回塗った後で右が塗る前。
この程度でも充分なんですが、もう少し重ね塗りして濃い目に仕上げます。

乾く時間を利用して気になっている塩ビ管のバスレフポートを黒く塗ります。

手元にあった黒のラッカーをこれまたコットンパフで塗ります。
なにしろ数十枚入りで100円なんでガンガン使えます。

ラッカーは手につくと厄介なので使い捨てのビニール手袋をしました。

こんな感じで塗っていきます。

もう一本残っていますがニス仕上げの完成です。

これで7〜8回塗りですね。チョコレート色になりました。
どうですか?埋めた傷跡も目立たなくなりいい艶具合です。
完全硬化にはさらに数日を要します。
この後さらに最後の仕上げをします。

2014年6月3日火曜日

と云う事で蘇ったLE8T音出しです。

ランソライ(ゴムエッジ)専用軟化剤で処理した結果とてもしなやかになりました。
ご覧のようにエッジを押してもすぐに元通りになります。
これが本来の柔らかさでしょう。


さてさて、LE8T本来?の音をお楽しみ下さい。
あ、PC内蔵スピーカーでは音の良さは伝わらないので、必ず外部スピーカーかヘッドフォンでお楽しみ下さい。
まあ、それでも撮影したのがiPhoneカメラですし片チャンの音がメインですのでそれなりにしか聞こえないでしょうが、アルニコVマグネット20センチフルレンジ一発でもまあそれはそれは素晴らしい音で鳴っていますよ!

とりあえずビフォーの確認で・・・

んで、アフターです

ボリュームは違います(^^;; が、全体の音域がハッキリスッキリ鳴っているのが分かるかと思います。間違いなく低域が出るようになり、さらに中高域とのバランスも良くなっています。

更に録音の状態が非常に良い曲でお楽しみ下さい。
※著作権の関係でスマホ等では再生(表示)されない場合がありますのでご了承下さい。

低域のキレと伸びが素晴らしいです。

EMILIE-CLAIRE BARLOW、ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET
エミリー・クレア・バローの歌声はもちろんの事、ウッドベースの弦を弾く音までビンビンと聞こえてきます。とにかくどの音域でも量感豊かに鳴っています。

Jacintha、DANY BOY
アカペラから始まるこの曲は、ジャシンタのツヤのある声や息遣いがそのままに再現されています。

Diana Krall、DAVIL MAY CARE
ダイアナ・クロールのポップなピアノと歌声が素晴らしく、ギターの音色も最高です。

Dinah Washington、LOVER COME BACK TO ME
この音源は1954年のスタジオ・ジャム・セッション録音になりますが、臨場感がヒシヒシと感じられ、まるでその場にいるかのような錯覚に陥ります。
後半のホーンに負けないダイナのシャウトが最高です。

いかがでしたでしょう?
最後は外装の仕上げになります。




2014年6月1日日曜日

40年前の名機JBL LE8Tメンテナンス、内部編

さて、ゴムエッジ専用軟化剤が届きましたので早速エッジの軟化処理をしました。


小皿に移して筆で塗ります。



ご覧のような感じです。テカテカ光っているのが分かりますね。
これで乾くのを待ちます。

非常にとろっとしているのでコーン紙に染み込ませないようにします。
欲張ってエッジとコーン紙の境目ギリギリまで塗ると・・・


こんな風にシミが出来ちゃいました(^^;;

さて、軟化剤が乾くのを待っているうちに背面のコード接続端子を取り替えます。


JBL特有の端子で、頭を押すとコードを刺せる穴が出てくるのですが、何せ古い仕様のせいでその穴が小さいんです。なのでバナナプラグ対応金メッキ端子に換えます。


端子のベースと端子そのものはネジ止めで簡単に外れます。
取り替える端子もネジ止めなのでポン付け・・・
と思いきや


微妙に穴径が違うのでドリルで穴を広げました。


どうでしょう、豪華じゃあ〜りませんか(^_^)

ついでに内部配線も手元にあった太いOFCコードに換えました。


ただし、スピーカーの接続端子の穴も小さいのでこの太いコードだとこのくらいしか刺さりません。これでは簡単に抜けてしまいます。


なのでコードの先端にハンダを染み込ませ、ニッパでカミカミして凹みを作り簡単に抜けないようにしました。
ちなみにコードをねじっているのはこの方が音が良くなるとの定説を信じて(^^;;
多分吸音材は加減しなくても良いかと・・・

さて、いよいよスピーカーをセットしての音出しです!
果たしてどんな音で鳴るのか乞うご期待!!



2014年5月30日金曜日

40年前の名機JBL LE8Tメンテナンス、外装編その1

さて、思いの外程度の良いLE8Tでしたがゴムエッジ(正式にはランソライと言う様です)は固いってほどじゃありませんが、かと言ってしなやかってほどでもありません。


ご覧のように、むくんだ足に残る靴下の跡の様に凹みがなかなか元に戻りません。
そのせいか、中高音域は良いですが低音域がイマイチの様に感じます。
なので、こちらでゴムエッジ専用軟化剤とラバーダンプ剤のセットを購入。
それらが届くまで外装のメンテナンスをしました。

まずはこちら


消毒用エタノールとコットンパフ。
エタノールは少々高いですが、洗剤を使うより汚れがよく落ち2度拭きしなくても良いので楽です。コットンパフは50枚入り100円です。


一面を拭きとった後。
それほど汚れていないように見えましたが、やはり40年の歴史はありました(^^;;


次に凹みや傷。
こちらもひどい傷はほとんどありませんが、ご覧のような傷は随所に見られます。
そこで・・・


こいつで埋めていきます。100均では手頃なのがなかったのでホームセンターで・・・
パテではないので少々柔らか目で後処理が楽です。


埋めた後。はみ出しは後で拭き取ります。
後でニス仕上げするので多少の色味の違いは気にしません (^^;;

次は前面のグリルネット。
ほんとうは洗剤掛けてザブザブ洗いたいところですが
流石に40年モノなので今回はそのままで。
当時はやり?だった組格子にも多少の塗装剥げがあるので・・・


この補修マーカーも100均で調達です。


こんな感じです。こちらもニス仕上げするのでこんなもんで良いかと(^^;;

この前面グリルネットは四隅が木ねじで止められています。
今後メンテナンスする上でいちいちネジを外すのも面倒なので・・・


マグネット留めにしようと思います。


これまた100均で用意した、マグネットと木ねじです。
100均様々ですね (^^;;


グリル枠裏の四隅に短めの木ねじをねじ込みます。
そういえば、ネットを留めているタッカー(ホチキスの針の大きいやつ)を見てください。全然錆びていません。
普通40年もするとこういうところは結構錆びているんですよね。
いかに保存状態が良かったかということですね (^_^)

本体四隅にマグネットの直径6ミリよりわずかに小さい穴を開けてそこへマグネットを打ち込みました。
これでグリルネット裏の木ねじとペタっと吸着するので簡単にネットの取り外しができるようになりました。


次はスピーカーエッジの軟化処理と接続端子へと続く・・・


2014年5月27日火曜日

40年前の名機、JBL LE8Tゲット!

以前、とあることから知人の所有する3〜40年前の往年の名機20センチフルレンジスピーカーJBL LE8Tの劣化したウレタンエッジの張替えをしました。
ジツはこの依頼を受けるまで、このスピーカーの存在すら知らず色々調べているうちに今でも人気のあるビンテージスピーカーであることが分かりました。
でも預かった時はDIATONEのツーウェイスピーカーDS-24Bのエンクロージャー(箱)に収まっていました。
このボックスのツィーターを外しそこにフタをし元の20センチウーハーの代りにLE8Tをセットしていたのです。
当時LE8Tは一本4万円前後もしていたので、箱は自作したり今回のように他の箱を流用したりしてLE8Tの音を楽しんでいたようです。
エッジの張替えを終え、その箱にセットして音出しをしてみると、20センチフルレンジとは思えないなんと素晴らしい音がでるではありませんか。
JBLの仕様によると推奨エンクロージャー容積は21〜113リッターとありますが、この箱はギリギリ20リッター位の容積でした。
それでも素晴らしい音で部屋全体から音が鳴っている様な感じで、Jacinthaの艶かしい声がたまりませんでした。
それ以降、ぜひともこのスピーカーを手に入れたい。
出来れば、当時SANSUIから出ていたSP-LE8Tという型番のセットを手に入れたいと思っていたところ、ようやくヤフオクで手に入れることが出来ました。
しかもかなり格安(通常相場の半額程度)で。
この出品者は正面のネットを外さず中身(スピーカー)を確認して居ない状態での出品だったので実際にスピーカーが正規のLE8Tが入っているかどうかも分からない状態での落札でした。
そのせいで格安で落札出来たんだと思いますが(^^;;
で、モノが届いてビックリ!掘り出し物でした。!!

それがこちら


容積50リッター程のバスレフエンクロージャーに20センチフルレンジ一発です。
しかもなんと最初期モデルのゴムエッジ仕様で劣化していない状態です。


早速ユニットを外してみると・・・


保管状態が良かったのでしょうか、巨大なアルニコVマグネットも僅かに腐食が見られる程度でとても状態が良いのが分かります。


エンクロージャー内部もしっかりと作られているのが分かります。
バスレフポートが塩ビ管なのはご愛嬌でしょうか(^^;;
内部に手を入れる前にオリジナルの音をどうぞ・・・


PCの内蔵スピーカーではその音の良さは伝わりませんので是非ヘッドホンか外部スピーカーでお聞き下さい。
メンテする前でもこんだけ良い音で鳴ってます。
※何故かスマホからでは見られないようですね(^^;;
PCでご確認下さいm(_"_)m